
3Dプリンターの低価格化が進み、気になっている方も多いのではないでしょう?
今回は、Bambu Lab『A1 mini』を紹介しようと思います。
初心者さんにオススメのポイント・ちょっと注意が必要なポイントをまとめて解説してみようと思います。
それでは、早速みていきましょう♪
Bambu Lab『A1 mini』とは?

『A1 mini』ってどんなプリンター?

エントリーモデルとは思えない、充実のスペックなんだぞ
A1miniは、Bambu Labが販売している3Dプリンターのエントリーモデルです。
フィラメントは、PLA・PETG・TPU・PVAの出力が可能です。
オプションのAMS Liteを購入すれば多色印刷も行えます。
50000円以上するエントリーモデルが主流ですが、A1 mini(単体)は30000円以下という驚きの価格で販売されています。
高速プリント・全自動キャリブレーション・アクティブ流動補正などハイエンドモデルと同等の機能が備わっているので、3Dプリンター初心者にピッタリです。
| スペック表 | |
| 最大造形体積 | 180mm*180mm*180mm |
| ホットエンドの最高温度 | 300℃ |
| 付属ノズル直径 | 0.4mm |
| 対応ノズル(別途購入) | 0.2mm/0.6mm/0.8mm |
| 対応フィラメント直径 | 1.75mm |
| ビルドプレーの最高温度 | 80℃ |
| 対応フィラメント | PLA/PETG/TPU/PVA |
| 監視カメラ | ローレートカメラ・タイムラプス対応 |
| 外形寸法 | 347mm*315mm*365mm |
| スライサー | Bambu Studio(無料) |
| 多色印刷(別途購入) | AMS Liteが必要 |
初心者さんにオススメなポイント
箱から出して20分でプリント開始‼
格安の3Dプリンターはコストを抑えるために、ユーザーが組み立てを行わないといけない物があります。
組み立ては、工作機械に対する知識が多少あれば難しくない作業なのですが…初心者の方は、箱を開けてバラバラのパーツを見ただけで嫌になってしまいますよね。

組み立て作業なんかしたことないよ〜

A1miniなら、箱から出して待つだけ♪超簡単だ

その点…A1mini は、ほぼ完成状態で梱包されているので、複雑な組み立て作業が不要です。
箱から出してテーブルにセットして電源を入れ、ガイダンスに従って初期設定を行えば、20分程度でプリントを開始することができます。
全自動キャリブレーション
3Dプリンターを正常に正確に動作させるためには、定期的に微調整を行いメンテナンスする必要があります。その調整のことをキャリブレーションと言います。
A1miniには、様々なキャリブレーション機能が備わっています。

1・ベッドレベリング
これはベッドの水平調整を行う機能です。一昔前ならベッドとノズルの先端の間に紙を挟んで隙間を調整するという原始的な調整が必要でした。
A1miniなら、ベッドの正確な高低差を自動で測定してくれます。
2・Zオフセットの自動調整
ベッドレベリングと連動して、ベットとノズル間の距離を測定し、印刷に最適な距離を測定してくれます。
3・振動共振キャリブレーション
これは、横方向の共振周波数を自動で測定することで、高速プリント時の共振やブレを抑え、美しい造形面を実現するための調整です。同時にベッドやノズルを動かすベルトの張力緩みも自動で検知してくれます。
共振周波数の測定データを活用しアクティブモーターノイズキャンセリングにより、驚くほど静かなプリントも可能になっています。
4・ノズル圧力キャリブレーション
ツールヘッドに搭載された高精度な渦電流センサーによりノズル内の圧力や押し出しを高精度に検知することが可能です。
従来のテストパターン印刷&目視による確認が不要で、フィラメントごとの最適な圧力アドバンスと流量補正を自動で行ってくれます。

こんなに沢山調整が必要なんだ…

キャリブレーション以外に、様々なセンサーが塔載されていて動作中のエラーを自動で検知してくれるんだぞ
3D CADが使えなくても3Dプリントが楽しめる♪
Bambu Labが提供している『Bambu studio』から3Dモデルをダウンロードすることができて、3DCADを使用することができない初心者の方でも、簡単に3Dプリントを楽しむことができます。

「ダイソンのアダプターないかな?」とか「旅行用のピルケースないか?」とか、本当に様々な物がアップされています。

オブジェにおもちゃに雑貨まで、なんでもあるぞ

プリントしたいものがあり過ぎて、迷っちゃうね
公式スライサーが無料&優秀
Bambu studioには、3Dプリンターには欠かせない『スライサー』という機能が備わっています。
簡単に説明すると、プリントできるように3Dモデルを輪切りにする機能です。
簡単設定から細かい複雑な設定まで可能なので、様々な造形に対応できることがBambu studioの素晴らしいところです。
スライサーだけでなく、AI技術を利用した機能も備わっています。写真をフィギュアに・画像を3Dに・レリーフだって作れます。


最近ではAIの力で面白い物が作れるようになってきているな

写真が3Dになるの!すごい!
専用のBambu Lab Wikiがあるから初心者でも安心
スライサーの設定をしていると、初心者には耳慣れない専門用語が出てきます。
設定項目が専用のBambu Lab Wikiにリンクされているので、用語や機能の説明解説を調べることができます。図解付きなので、視覚的に理解しやすい内容になっています。


ほぼ全ての設定項目にwikiがリンクされているぞ

分からない時にすぐ調べられるのがイイネ♪
無線接続&コンパクトで、どこにでも置ける

A1miniのベッドやアームの稼働範囲を含めても、約50㎤程度のスペースがあれば設置することが可能です。
無線接続なので、複雑なケーブルのレイアウトを気にする必要もありません。
デスクの端に設置すれば、プリントの様子を観察しながら他の作業を行うことだって可能です。

作業しながら3Dプリント‼︎なんかシゴデキな感じ‼︎

両方の手のひらをグッと開いて横に並べると約50㎝だぞ
ちょっと注意が必要なポイント
ここまで、A1miniの素晴らしいポイントばかりピックアップしてきましたが、少し注意が必要なポイントがいくつかあります。
家庭用コンセントに接続するには変換プラグが必要
付属の電源ケーブルはアース用の電極がある3ピンプラグです。
そのため、家庭用の2ピンコンセントには直接差し込むことが出来ません。3ピンから2ピンに変化する変換プラグを用意する必要があります。
精密機器なのできちんとアース用のコンセントに接続するのが推奨されますが…一般家庭にアース用コンセントはなかなかないですよね。

サンワサプライ アウトレット 変換プラグ コンセント 3P→2P 変換アダプタ アース線保護カバー付 ブラック TAP-AD1BKN
3Dプリンター周りの電源をまとめて、電源タップごと3ピンの物に取り換えるのもいいですね。

エレコム 電源タップ 3ピン マグネット付 4個口 2.5m ホワイト T-T1B-3425WH
開放型なので、気温や湿度の影響を受けやすい
フィラメントは、冷却時に縮みや歪みが発生する性質を持っています。
開放型は印刷物が外気と直接触れ合うため、どうしても気温と湿度の影響が大きくなります。
エアコンの風が印刷物に直接当たるようなことがなければ、それほど気にしなくても大丈夫です。
ただし、プリント可能サイズ最大級の物をプリントしようとすると、徐々に歪んでしまってプリントの品質が悪くなる場合があります。最悪の場合テーブルから剥がれてしまいます。

剥がれを防止するために、テーブルを徹底的に脱脂を行い、スティックのりを薄く塗布しプリントを開始するテクニックもあります。
テーブル部分を外気から遮断するためにエンクロージャー(囲い)を自作しているユーザーもいます。
※A1mini全体を囲ってしまうようなエンクロージャーは、メーカー側が推奨していません。基盤部分を覆ってしまうと熱暴走による故障、最悪の場合発火の恐れがあります。設置の場合は自己責任でお願いします。
ABSが出力できない
丈夫で耐熱性能があり人気のABSですが、残念ながらA1miniではプリントに推奨されていない素材です。
温度変化の影響を強く受けるABSは、プリントエリアをエンクロージャーで囲い温度を一定に保つ必要があります。なので、開放型のA1minには不向きな素材なんです。
ABSを出力する場合のベッドの推奨温度は80〜100℃が必要とされています。A1miniのベッド最大温度は80℃なので少々パワー不足です。

じゃあ、囲いをつけて最高温度にすればなんとかプリントできるってこと?

なんとかプリントはできるが…ABSは出力中に有毒ガスが発生するから注意が必要だぞ!

※ABSは加熱すると有毒ガスを発生させます。どうしてもABSを出力する場合はエンクロージャー&換気を徹底しましょう。
3D CADを使えないと、プリントしたい物が少なくなる
Bambu studioには数えきれないほどのオンラインモデルがアップされていますが…流石に半年も経てばプリントしたいものが少なくなっていきます。
理想は、オンラインモデルで3Dプリントを楽しみながら、並行して3D CADの勉強を進めるのが良いと思います。
最近ではブラウザーベースのTinKercadのような簡単お手軽CADや、商用利用できるレベルのハイスペックCADのAutodesk Fusionなど…様々なCADを無料で使用できるので、興味があればチャレンジするのも良いと思います。
本気で勉強するならAutodesk Fusionをオススメします。

因みに私はA1miniの購入を機にAutodesk Fusionの勉強を開始しました。1年ほどになりますが、作りたいものはある程度モデリングできるようになっています。
購入するなら今
今年に入ってから価格設定が変更されたので、以前のセール価格同等もしくは、それよりも安く購入できるようになっています。
プリンター単体でなら29800円・多色印刷用オプションのAMS Lite付きのバージョンでも49800円で購入できます。
50000円以上するエントリーモデルが主流の中、高速印刷・全自動キャリブレーションなどハイエンドモデルと同等の機能が備わっているモデルで30000円を切る価格は驚きです。
現在でも十分にお買い得な価格ですが、年末に向けて様々なセールが開催されると思います。
公式サイトのセールだけでなくAmazonのプライム感謝祭やブラックフライデーなども忘れずにチェックしてくださいね。

Bambu Lab A1 mini 3Dプリンター 高速高精度 自動調整 初心者向け 日本語UI対応 造形サイズ:180×180×180mm³ | 全自動キャリブレーション&流量補正で誰でも簡単に造形 自動レベリング 組立簡単 メンテナンス簡単 静音設計(<48dB)で家庭でも快適
初心者オススメ・エントリーモデル『A1 mini』の紹介は以上になります。
購入をご検討中の方の参考になれば幸いです。
今後は、初心者必見のテクニックやプリンター周辺の便利グッズなども紹介しますので、ぜひチェックしにきてください。
ではでは~

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