登山をしていると…
「今すぐ、旨いコーヒーが飲みたい!」
「今すぐ、ホカホカのスープが飲みたい!!」
「今すぐ、熱々のラーメンが食べたい!!早く!!!」
という衝動が抑えられなくられなくなるとき、ありますよね?
そういう時に、大活躍するのが「JETBOIL フラッシュ」です!
今回は、こちらを紹介したいと思います。
では、早速始めていきましょ~
JETBOIL フラッシュ
色々な特徴のバーナーがありますが「JETBOIL フラッシュ」は、『液体を温める』ことに特化しています。
沸騰到達時間100秒を実現
JETBOIL製品の中でNO.1の最速沸騰モデル。
500mlの水を100秒で沸騰させることができます。(気温20度・無風の状態)
初めて使用した時は、本当に驚きました。「えっ、もう沸いたの?」って感じです。
まさに、瞬間湯沸かし器です!
本体の側面にはインジケーターがあるので、沸騰していることが一目で分かるようになっています。
パワフルなのに、省エネ
JETBOILのバーナーの最大出力は 2269kcal/h
一般的なコンパクトバーナーと、大きな違いはありません。
JETBOILの高効率&低燃費の秘密は、専用クッカーにあります。
「フラックスリング」というエネルギー効率を高めるものが、クッカーの底に付いています。
「フラックスリング」が、表面積を増やし熱を逃がさず拡散を防ぎ、クッカーに効率よく熱を伝えてくれます。ガスの消費量は、一般的なバーナーの2分の1ぐらいに抑えられています。
オールインワンでコンパクト
JETBOILは、パーツのすべてをまとめて、本体に収納することができます。
本体は、出っ張りもなくスッキリとまとめられます。(10.4cm×高さ18cm・ガス缶込み/約630g)
収納時の大きさは、凄く小さい訳ではありませんが、コンパクトではあります。
筒状なので、ザックの中に収納し易い形状です。
JETBOIL フラッシュのマイナスポイント
色々と良いことばかりを紹介してきましたが、ここからはマイナスポイントを説明したいと思います。
万能クッカーではない
前述した通り、JETBOILフラッシュは「液体を温める」ことに特化した商品です。
固形物を温めるような、炒め物には適していません。無理に使用すると専用クッカーを傷める恐れがあります。
ですが、スープや麺類、煮物などの調理は得意です♪
高所&低温が苦手
一般的なガスバーナーと同じで、高所&低温な場所での使用には適していません。
※ JETBOILシリーズには、低温環境での使用&長時間使用を目的とした「サーモレギュレーター」搭載モデルもあります。
天候が穏やかな雪山では(武奈ヶ岳 標高1200m気温-6度)使用することができ、イグナイターも正常に作動しました。
ですが、強風の中での使用は無理でした。点火してもすぐに消火してしまいます。
専用クッカー以外での使用は、いまいち…
付属のゴトクがあるので、専用クッカー以外も使用できるのですが…性能は、微妙です。
他のクッカーを使うなら、他社のバーナーで使用することをおススメします。
付属のゴトクは「緊急時のオマケ」ぐらいに考えておいた方がよいですね。
専用クッカーの内側にメモリがない
シンプルモデルの「JETBOIL ZIP」のクッカーの内側に容量メモリがあります。
なので、水をクッカーに注ぎながら、必要な水量を量る事ができます。
ですが、「JETBOIL フラッシュ」には、細かい容量メモリがありません!
底部のプラスチックカバーが計量カップになっていますが、メモリがとても読みにくい。
私は、あまりに見えにくいので、油性ペンでメモリを書き足しています。
※ 計量カップのメモリは、たぶん oz 単位だと思います。なので、㎖ 単位メモリを書き足しています。
JETBOIL フラッシュを使ってカップ麺を食べる方は、気を付けてください。
水量を量るのが、意外と面倒なので…
JETBOIL フラッシュは、こんな人にお勧め♪
- ガス消費量を節約したい
- とにかく、早くお湯を沸かしたい
- 炒め物以外の簡単な料理しかしない
- 山メシは、カップ麺とコーヒーがあればいい
- ガジェット好き
実際に使ってみて、一言。
私がいつも行っている標高1300mぐらいの低山登山装備としては、沸騰性能・重量・収納性、どれも十分な性能です。
ですが、やはり「湯沸かし専用機」と割り切って使用した方がいいと思います。
簡単な料理ができるとはいえ、やっぱり調理には向いていません。
山メシ料理を満喫したいのなら、違うバーナーの使用をお勧めします。
「お湯が沸かせればOK!」という方には、最高の一品だと思います!
「JETBOIL フラッシュ」の紹介レビューは以上になります。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
良い登山グッズを見つけたら、またレビューしようと思います。
それでは~
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