FPSプレイヤーにとって「音」の情報は、とても重要。特に「発砲音・足音」は、周辺の状況を把握する為の大切な材料になります。
昔から「FPSは音ゲーだ!」と言われているぐらいですから、ヘッドセットの重要性がよく分かると思います。
今回は、私が使用しているゲーミングヘッドセットを紹介&レビューしたいと思います。
これから購入しようと考えている方の指標になれば幸いです。
※ 主にFPS・TPSゲーム中心にPS4でプレイしています。
購入時に重視したポイント
- バーチャル7.1chサラウンド(定位感)
- ワイヤレス接続&低遅延
- PS4との接続設定が簡単
- メガネをした状態での装着感(重量&圧迫感)
- マイク性能・ミュート機能(自分の声)
SONY純正のワイヤレスヘッドセットと悩んだのですが…同じ内容の致命的なマイナスレビューを何点か(そこそこの数)見つけたので、購入を見送りました。
Razer Thresher 7.1 for PlayStation 4
「Razer」… 有名ゲーミングデバイスブランドで、特にアジア圏で人気があります。
Thresher 7.1 for PlayStation 4は、その名の通り「PS4で7.1chサラウンド」が使用できるヘッドセットです。
バーチャル7.1ch Dolbyサラウンド
バーチャル7.1chではありますが、まあまあ迫力のある音質だと思います。(お値段相応)
ビークルのエンジン音・爆弾の爆発音・四方八方から聞こえる発砲音 … BF5をプレイしていると、まさにバトルフィール!臨場感満点です!
定位感ですが、前後左右は良く分かります。上下は、正直ちょっと分かり辛いです。
バーチャルサラウンドでは、これぐらいが限界ではないでしょうか?
足音のような小さな音は、かなり聞き取り易いです。ゲーミングヘッドセットですから、FPSやTPS用に調節してあるのかも知れませんね。
※音質の調節は「7.1chサラウンド or 2chステレオ」のみ変更可能です。
ワイヤレス接続&低遅延
「ワイヤレスは、遅延が酷い」は、もう古い。
Thresher 7.1 for PlayStation 4は、そもそも遅延の生じるBluetooth(SBC)接続ではありません。
USB型の専用送信機を使用して、超低遅延を実現しています。1年近く使用していますが、遅延を感じたことは1度もありません。
瞬発力の必要なFPSやスポーツゲームで使用しても、何の問題もありません!!
接続有効範囲は、12m。マンションなら、部屋中余裕で移動できます。
「ちょっと飲み物、取ってくる~」みたいな時、ヘッドセットを外す必要はありません。
PS4との接続設定が簡単
「 for PlayStation 4 」と銘打っているだけありますね。3分ぐらいで簡単に設定できちゃいます。
PS4本体前面のUSB差し込み口にUSB型送信機・背面の光デジタル差し込み口に光デジタルケーブルを接続します。そして、送信機とケーブルを接続します。
ここからは、PS4本体側で設定します。
・設定>サウンドとスクリーン>音声出力設定を選択します。
・主に使用する出力端子>光デジタル出力を選択。
・Dolby Digital 5.1chのみを選択>OK
・音声フォーマット(優先)>Linear PCMを選択します。
・設定>周辺機器>オーディオ機器を選択。
・入力機器&出力機器を Razer Thresher 7.1 に変更します。
接続が完了したら、PS4側の音量コントロールとマイク音量を最大に設定。
そのあとで、ヘッドセット側で音量調節します。
※PS4 Slimの方は、別にHDMIコンバーターが必要です。
メガネをした状態での装着感(重量&圧迫感)
本体重量は「404g」普通ですね。SONY純正ヘッドセット(230g)と比べると重たく感じますが、内臓しているバッテリーの容量が全然違うので当然でしょう。
メガネをした状態での装着感は、とても良い!びっくりしました。
イヤーパッドの硬さが程よく柔らかく、メガネをしたままでも痛くなりません。
ピッタリとフィットして、遮音性も抜群です。
圧迫感は、特に感じませんが…3~4時間ぐらい連続で使用していると、ちょっと辛くなってきますね。これは、単純に長時間ゲームやり過ぎが原因な気もしますが 笑
因みに、私の頭の大きさは「普通~ちょい大きい」の間ぐらいです。
マイク性能・ミュート機能(自分の声)
周りの環境音を拾ってしまうと、一緒にゲームをしている人に不快感を与えてしまいます。
Thresher 7.1は、単一指向性マイク搭載。ボイスチャット以外の環境音は、拾わない設計になっています。
ボイスチャットの相手に確認したところ「声以外の音は、聞こえない」そうです。
声自体も、クリアに聞こえているそうです。音質は、まあ普通ですね。
ヘッドセットのダイヤルをクリックすると、自分の声を簡単にミュートすることができます。
ミュート時にはマイクの先のLEDが赤く点灯するので「ミュート解除し忘れ」になる心配もありません。
ちょっと飲み物を飲むときや、咳払いするときに、サッ!っとミュートできます。
マナーとして、相手に不快な音を聞かせたくありませんからね。
Razer Thresher 7.1 for PlayStation 4 総評価
- PS4で7.1chサラウンド(バーチャル)が使用できる
- 定位感&音質は、お値段相応(良い意味です)
- PS4との接続が簡単
- イヤーパッドのフィット感が素晴らしい
- 各種操作ダイヤルがヘッドセットに集約されている
- 定位感の上・下の判別が曖昧
- ヘッドセットのみでボイスチャットとゲーム音を個別に音量調節できない(PS4側での調節が必要)
- 両サイドのロゴマークがダサい&光る(個人の感想です)
総得点 … 95点
1年近く使っていますが、これと言って悪い点が思いつきません。
上記のBADポイント3点も、あえて言えばぐらいのレベルです。
音質や定位感・本体の作り・操作性、どれもお値段相応のしっかりしたヘッドセットですね。
もっと高価でハイグレードなヘッドセットは沢山ありますが 、プロゲーマーじゃないのですから正直必要ないと思います。
特に「メガネユーザー」の方には、おすすめしたい!!
このヘッドセットのイヤーパッドは、本当に素晴らしいですよ!!
「PS4でFPSやTPSを、ワンランク上のレベルで遊びたい」という方には、丁度良いお値段のヘッドセットだと思います。 おすすめです♪
以上、ワイヤレスサラウンドヘッドセット「Razer Thresher 7.1 for PlayStation 4」の紹介&レビューでした。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
FPS・TPSゲームの記事も書いていますので、良ければ読んで見て下さい。
ではでは~
コメント